不動産投資とは一体どのような投資なのか

2017/11/25

サラリーマンとして働きながらもっと収入を増やしたい、そう考えている人の数は多いはずです。会社員としての仕事以外の収入源を得ることは、普段の生活に余裕を産むことにもなりますし、万が一失業した時のリスク軽減にもなります。そして将来退職後の生活を支える年金以外の収入源にもなるでしょう。

そのような本業以外の副業として収入を得る方法として、ポピュラーなものの一つに不動産投資があります。まず不動産投資がどのような投資で、どうやって利益を得ていくのか、その仕組や意味をここでは説明していきます。

1.不動産投資とは

不動産投資とは、自分が利益を得る目的で不動産を購入し、それを賃貸に出したり売却することで収益を出していく投資手法となります。
最も多い不動産投資の手法は、アパートやマンションを購入し、その部屋を他人に貸すことで毎月の家賃収入を得るという住居用不動産物件の運営です。

それ以外にも、アパートやマンションといった住居用だけではなく、法人用の事務所の賃貸や車を停める駐車場、また工場や倉庫といった物件を貸し出す手法の不動産投資もあります。
賃貸需要が見込める場所に建物と土地を購入し、それを連続的に貸し出すことで、購入した額以上の利益を得られればそれは不動産投資といえるものになります。逆に利益が出なければ、それは不動産投資の失敗になってしまいます。

それ以外に、貸し出すだけではなく、購入した物件が値上がりした時を見計らって売却益を狙うのも不動産投資になります。
これは株式相場取引や為替相場取引と同じように、相場の変動によって利益を得ているのです。
前者のように賃貸収入で定期的な利益を出すことを主にインカムゲイン、後者のように売却益によって利益を出すことを、キャピタルゲインと呼びます。

2.不動産投資を始めるには

不動産投資を始めるには、物件を購入して賃貸に出します。もしくは自分で物件を借りてそれをさらに他人に転貸するケースもあります。
物件の転貸の場合はそのまま貸すだけでは利益を得ることが難しいので、初級者向けの不動産投資手法ではありません。

初心者の場合はまず物件を購入後に貸し出しをして家賃収入を得る方法が一般的でしょう。
そのためにはアパートやマンションなどを区分、もしくは一棟丸ごと購入し、不動産屋経由で物件を借りたい人を募集して契約を結びます。
契約が結ばれたら毎月家賃を支払ってもらい、定期的な収入にしていくのです。

3.情報はどのように集めるのか

ではそういった投資用の不動産物件を購入するための情報は、どのように集めれば良いのでしょうか。
今はネットで情報を集めることが一般的です。一昔前までは、不動産情報誌などの雑誌を見て、物件の情報を集めることが一般的でした。

しかし今ではインターネットの発達により、不動産情報を提供するサイトも非常に増加しています。
無料でかつ手軽に物件の情報を収集できる時代になっています。そういったサイトを見て、価格が安い物件や、立地が良い物件など、条件が良さそうな物件があれば、その物件情報に併記されている不動産屋に問い合わせをして、購入の相談を持ちかけることになります。

また不動産情報サイトを見る前から、直接不動産屋に行って、自分が探している物件の条件を伝えて、売りに出ている物件の中から、その条件に適合したものを紹介してもらうといった方法もあります。

4.どういった物件を購入すればよいのか

不動産投資の初心者が物件を購入するのであれば、やはり普通に居住用の物件が良いでしょう。

倉庫や事務所といった物件は数も少なく、また借りる人も少ないので初心者向けとは言えません。
特に初心者でも始めやすく、リスクが低いのが単身者向けの物件です。
単身者向けの物件であれば一人暮らし用なので部屋が小さく、安価です。価格が安ければ安い家賃で賃貸に出せるので、入居者も手軽に決まるのです。

大学などが多いエリアを選べば常に需要があるので、そう入居者に困ることもありません。不動産投資を長く続けていくためには、とにかくリスクを軽減する取り組みをして失敗をしないことが重要です。初心者が最初に購入するのであれば、単身者向けのワンルームマンションやアパートなどを購入して経験を積んでいくのが良いでしょう。