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不動産投資 物件を少しでも高く売却する為のポイント

不動産投資で十分利益を出したことだし、返済もそろそろ終わるのでこの辺で物件を手放そうかな、とお考えの方へ、今回は、どうしたら不動産物件を高く売却できるのか、ベストなタイミングやコツについて解説していきます。

物件を手放すベストタイミングをはかる

景気の良い時期に売却のタイミングを持って行く

不動産投資で入手した物件を高い値段で売却したいのでしたら、市況の景気が良好な時期にタイミングを合わせることがポイントになります。市況の良いタイミングとは、つまり土地や不動産物件の値段がもっとも高いタイミングということになります。

ここ最近の首都圏エリアの市況を見ると、住宅価格、中古マンション価格ともに安定して推移しています。特にリーマンショック以降は、目立った値上がりも値下がりもない状況です。また、新築物件の価格は、2010年頃からほとんど下がることなく上昇し続けています。

都心エリアにおける新築マンションの価格上昇は高止まりの状況にあるといわれています。つまり供給過多の状態です。背景には、政府による中古物件を重視する政策が影響しているといわれています。

消費税増税前のタイミング

2019年に消費税が現在の8%から10%に引き上げられます。消費税の増税にともない、消費税が上がる前に物件を購入しておこうという駆け込み需要が見込まれています。2019年の10月に増税されることがわかっているので、売却するタイミングを増税前にあわせて準備すると良いでしょう。

ただし、市況の動きは株式の上下と同じく予想の難しい分野。常にアンテナをはって動きを敏感にキャッチするようにしてください。

築年数が新しいものほど高く売却できる

年内の売却と来年の売却とでは大違い

当たり前のことですが、築年数の新しい物件ほど高く売却できます。築年数によってどの程度の違いが生じるのでしょうか。中古マンションの場合は、築20年くらいまで徐々に値段が下がり続け、20年以降の下落率は比較的緩やかなカーブを描いています。

ただし、都心部では築15年を境にして中古マンションの坪単価がガクンと下落する傾向が見られるので、できれば築15年までに売却することをおすすめします。

できるかぎり物件を高く売却したいのでしたら、築10年から15年までの間にタイミングをはかるのがベストだといわれています。

築15年以上の中古アパートや中古マンションを高く売却する方法は?

では 築15年以上の中古アパートや中古マンションはどうすれば良いのでしょうか。中古物件でも大切にメンテナンスをして使用している建物は、高い値段で売却できます。外部のビジュアルはもちろんのこと、使いやすいようにリノベーション工事を行うなどして、住みたいと思ってもらえるようにすることが大切です。

特に都心部ではレトロ調のリノベ物件に人気が集まっており、新築にはない重厚感のある物件がインテリア雑誌などで紹介されて話題になっています。

大切に使用した鉄筋コンクリート造は、耐用年数が100年ほどあるといわれており、築50年頃にコンクリートが最も硬い時期を迎えます。ですから築40年や50年の物件でも耐震性が確認されていれば安心して住み続けられるわけです。

信頼できる仲介会社に任せる

仲介会社選びが売却の成否を分ける

不動産投資で手に入れた物件を上手に売却するポイントは、仲介会社選びにあるといっても過言ではありません。信頼できる仲介会社に物件の管理をお願いすることはもちろんのこと、売却する際にも仲介会社が頼りになります。

近くの管理会社を安易に選ぶのではなく、信頼できる実力のある仲介会社を自分で見つけて管理や売却を依頼することが大切です。

まとめ

今回は、不動産投資で手に入れた物件を高く売却する方法について解説してきました。上手に物件を売却するためには、市況を意識してタイミングをはかることがポイントになります。また、定期的なメンテナンスを丁寧に行っていることや、スタイリッシュで住みやすいリノベーション工事を施していることなども、物件の価値を高めます。