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費用の節約!管理費を抑えるには

今回は、不動産投資で手に入れた物件を管理する業務の種類をご紹介するとともに、管理費用の相場について解説していきます。
また、管理費用をできるだけ抑えて収益を上げるためのコツや豆知識についてもご紹介します。

不動産投資物件にかかわる管理業務の種類

家賃の回収

不動産管理で最も重要なのが家賃の回収です。毎月入居者から家賃を銀行振り込みなどで回収してオーナーへ支払います。

最近では、家賃回収の代行業者も増加しており、不動産管理会社が行っていないケースも増えています。

滞納者への督促

家賃を期日までに支払わない入居者に対して、家賃の督促を行う業務です。
この業務も督促を専門に行っている業者が増加しており、不動産管理会社だけの業務というわけではありません。

退去時の立会い

入居者が退去する際に、オーナーのかわりに立ち会って部屋の状況を確認します。部屋の状況によっては、原状回復を求めるケースもあり、修繕費を敷金などから差し引くといった対応を行います。不動産管理業務の中でも比較的大きなウェイトを占める業務です。

現状回復費用の請求

退去する部屋の傷みや汚れがひどい場合には、現状回復費用の請求をオーナーにかわって行います。

賃貸借契約の更新

賃貸契約は1年契約のものと2年契約のものとがあります。期間に応じて契約を更新する必要があります。契約書の取り交わしや必要書類の署名捺印などを行います。2年契約の場合で家賃2カ月分程度の手数料を管理会社に支払います。

広告活動と内見対応

広告活動とは、部屋の空き情報などを広く告知して入居者を募る業務です。不動産管理会社のショーウインドーにチラシを添付したり、ポータルサイトに掲載したりして入居者を募集します。

また、内見対応では、部屋を見たいという希望者を部屋へ案内して状況説明などを行います。インターネットの普及で、最近は内見対応が減少してきています。

賃貸借契約書の締結

内見対応などで希望者が入居を決めた際に、正式な申し込みを受けて賃貸借契約を締結します。

賃貸管理会社に依頼する管理費相場はどれくらい?

管理委託方式がほとんど

不動産投資によって入手した物件を管理する場合、管理会社へ「管理委託方式」で管理を依頼するケースがほとんどです。「管理委託方式」でしたら、家賃の回収から契約更新手続き、賃貸借契約書の締結、広告活動と内見対応など、物件の管理にかかわる業務をセットにして引き受けてもらえます。

 

管理委託方式の管理費用はどのくらいかかる?

一般的に、家賃×パーセントで計算します。例えば3パーセントの場合は、10万円の家賃だった場合、管理会社へ毎月3,000円を管理手数料として支払うことになります。家賃×5パーセント程度が管理費の相場だといわれています。

管理費を安く収めるコツは?

物件の清掃をオーナー自らが行う

「管理委託方式」には物件内の清掃やゴミ出し場の管理、ゴミの収集費用なども含まれている場合があります。できるだけ管理費用を抑えたいという場合には、物件の清掃やゴミ出し場の管理などをオーナーが自分で行うという方法があります。

広告活動は管理会社に任せてあとは自分で管理する

入居者を募る広告活動は専門家である不動産管理会社に任せて、家賃回収や契約更新などはオーナー自らが行っているというケースもたまに見受けられます。

まとめ

今回は、不動産投資で手に入れた物件を管理会社に依頼した場合の費用や、管理費を安く抑えるコツについて解説してきました。ほとんどのオーナーが「管理委託方式」で管理会社に管理を委託しているようです。本業があって不動産投資を副業で行っている方の場合は、管理会社に「管理委託方式」で一括して委託した方が効率的です。