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銀行別!アパートローンの金利一覧[2018年10月]

アパート経営を検討しているけれど、自分でもアパートローンが借りられるのだろうか?利率はどのくらい?と疑問に思っている人が多いのではないでしょうか。今回はアパート経営を考えている方向けに銀行ごとのアパートローンの特徴や金利について解説します。

アパートローンの特徴!どんな人が借りられる?

金融業界でアパートローンは「賃貸事業用建物取得向けの長期資金融資」と位置づけられています。アパート経営をはじめたい人向けに銀行などの金融機関が貸付けを行う融資制度です。

アパートローンの融資は賃料収入を返済原資として行われます。アパート経営は事業性の高い業態であることから、融資の審査にはしっかりとした事業計画が必要です。

住宅ローンとアパートローンとの大きな違いはどこにあるのでしょうか。住宅ローンは借り入れる人の年収が返済原資になります。そのため年収にもとづく返済能力や信用度が融資の審査対象です。

一方、アパートローンの場合は、対象物件の賃料収入が返済原資になります。そのため「担保となるアパートの価値、事業収支の安全性、信用度」が審査対象です。

アパートローンは対象物件の賃料収入が返済原資になるので、事業計画さえしっかりしていれば、年収の低い人でも比較的容易に融資が受けられます。年収が低くてアパート経営をはじめるための資金が不足している人向けの融資制度です。

2018年適用分の住宅ローン金利一覧

メガバンク・都市銀行

銀行名日本政策金融金庫みずほ銀行三井住友銀行りそな銀行三菱UFJ銀行
融資限度額〜4800万物件の担保評価次第物件の担保評価次第物件の担保評価次第物件の担保評価次第
借入期間10〜15年以内(最長20年)RC:35年
SRC:34年
木造:22年
鉄骨:19年
RC:35年
SRC:34年
木造:22年
鉄骨:19年
RC:35年
SRC:34年
木造:22年
鉄骨:19年
RC:35年
SRC:34年
木造:22年
鉄骨:19年
借入利率固定金利型連動金利型
固定金利選択型
固定金利型
変動金利
固定金利特約型
変動金利
固定金利特約型
変動金利
固定金利特約型
固定金利10年1.25〜1.85%3.10%3.25%3.15%
変動金利1~2%前半1~2%前半1~2%前半1%~2%前半
返済方法元金均等返済
元利均等返済
ステップ返済
元利均等返済元利均等返済元利均等返済
繰り上げ返済可能原則不可
(手数料払い)
原則不可増額返済可

信託銀行

銀行名三井住友信託銀行三菱UFJ信託銀行みずほ信託銀行
融資限度額3億まで3億まで10億まで
借入期間35年以内30年以内35年以内
借入利率固定金利型
変動金利型
上限金利特約
固定金利選択型
変動金利
連動金利選択型
固定金利選択型
固定金利型
固定金利10年2.95%3.12%3.10%
変動金利2.57%2.40%2.67%
返済方法元利均等返済元利均等返済元利均等返済
繰り上げ返済原則不可
(違約金支払い)
原則不可
(障害金支払い)
可能
(手数料支払い)

信販、ネット銀行

銀行名オリックスセゾン三井住友トラストL&F
融資限度額2億まで1億まで3億まで
借入期間35年以内35年以内6年以上35年以内
借入利率固定金利期間特約付変動
金利
変動金利型
変動金利変動金利
固定金利10年固定金利期間5年 3.5%–2.90%~4.40%
変動金利3.67%3.6%
利率見直し年1回
2.90%~4.40%
返済方法元利均等返済元利均等返済
ボーナス併用払い
元利均等返済
繰り上げ返済可能
(解約金支払いあり)
 –

元利均等返済とは

元利均等返済は、元金と利息の合計を融資額でわって毎月一定額を返済する方法です。毎月一定の返済額なので安定した収支が可能になります。しかし、元金均等返済よりも全期間の利息支払総額は割高です。

 元金均等返済とは

元金均等返済は、元金(融資額)を融資期間でわり、毎月の利息を上乗せして返済する方法です。最初の支払い利息が割高で、返済が進むにつれて支払い利息が減少していきます。

まとめ

銀行別のアパートローンの金利や特徴について解説してきました。メガバンクの多くの場合で融資限度額は「物件の担保評価次第」で査定されているようです。住宅ローンと異なりアパートローンの場合は年収や勤め先といった属性ではなく、事業の収益性が審査対象になります。融資を申し込むときには、アパート物件のキャッシュフローを明確にした事業計画の作成が重要です。