都内でも始められる!ワンルームマンションの購入オススメエリア
「不動産投資をはじめたいけれど、都内で少額でもはじめられるエリアはないだろうか」と考えておられる方へ、今回はワンルームマンションの購入に適したエリアをご紹介します。
不動産投資の場合は、物件の価格が安ければ安いほど良いということではありません。安いエリアはたくさんありますが、入居率が低いのでは不動産投資の意味がありません。
少額でも不動産投資がはじめられる最適なエリアはどのあたりでしょうか。
ワンルームマンションの需要は高まる一方
23区に適応されているワンルーム条例の影響
東京23区内はワンルームマンションの建築を規制する条例「ワンルーム条例」が施工されています。建築指導要綱によるワンルームマンションの規制は1980年頃からはじまり、規制が強化されはじめたのは2002年頃からです。さらに2008年頃から規制の動きが周辺の区にも広がり、現在は23区すべてでワンルーム条例や指導要綱による規制が実施されています。
ワンルームマンションの新規参入が厳しくなっているということは、ライバルが少ないということなので物件のオーナーにとっては良いことです。新規の供給が少ないため、家賃相場も安定しています。
逆に、新たに参入する不動産投資家にとっては、物件価格が高いため参入しずらい状況が続いており、けっして良いことばかりではないようです。
ワンルームマンションの供給不足が続いている一方で、都心部のオフィスビルは建設ラッシュが続き、供給過多の状態にあります。そのためオフィス物件への不動産投資は、今後低迷することが予想されています。
ワンルーム条例の影響を受けるエリア
人気があるにかかわらず、渋谷区や目黒区はワンルーム条例がとても厳しいため、ワンルームマンションが不足しています。また、江戸川区や葛飾区などもワンルーム条例の規制が厳しいエリアですが、このエリアはそもそも単身層やファミリー層からの人気が低いため、ワンルームマンションの需要が少ない地域です。
逆に比較的ワンルーム条例の規制が緩いのは、品川区や豊島区、臨海エリアの江東区などとなっています。そのため不動産投資で新規参入するにはこのエリアがおすすめです。
中央区は、ワンルーム条例での規制は厳しくありませんが、地区計画による規制が厳しいため、ほとんど新規のワンルームマンションの建設が行われていません。しかし、この地域には古いワンルームマンションがたくさんあり、供給過剰の状態が続いています。中古物件を探すにはねらい目のエリアといえそうです。
ワンルームマンションを購入するならこのエリアがおすすめ
意外な穴場スポット「都心東側エリア」
これまではあまり人気のなかった都心の東側エリアがにわかに活気をおびてきています。その理由は、東京スカイツリーができたこと、若年層を中心に下町人気が高まっていることなどが挙げられます。また、都心の西側エリアに比べて家賃相場が低いことなども人気の秘密です。
特にスカイツリーのある押上駅周辺は、地下鉄半蔵門線沿線のエリアでも比較的家賃相場が安いため、若年層に人気があります。ワンルームマンションの空室率なども低く、これから不動産投資をはじめようという方におすすめです。
押上駅には、都営浅草線や東京メトロ半蔵門線、東武スカイツリーラインなどが乗り入れており通勤や通学のアクセスにも便利。また、商業施設も周辺に充実しています。
さらに、北千住駅の周辺も人気が高まっている地域です。駅の周辺には大学のキャンパスが多いため、学生の需要が高く、空室率の低い状態で安定しています。
オリンピックにかけて盛り上がるエリア
湾岸エリアにある江東区や中央区は、2020年のオリンピックに向けて活気づいています。先述しましたが、この地域はワンルーム条例による規制が厳しく、新しいワンルームマンションはほとんど建設されていません。しかし、これまで建設ラッシュが続いたため、ワンルームマンションが多数存在しているエリアです。
中古のワンルームマンションを購入して不動産投資を検討している方にとってはねらい目の地域といえるでしょう。
23区以外の武蔵野市・小金井市・稲城市
東京23区以外では、吉祥寺などの人気都市を持つ武蔵野市や小金井市、稲武城市などがおすすめです。その理由として、住みたい街ランキングの常連であることなどが挙げられます。特に稲城市は、今後20年間の「人口が増える街ランキング」で、中央区や川崎市高津区、埼玉県吉川市に次いで第5位にランクインしており、将来的にも有望な地域です。
武蔵野市や小金井市は、中央本線沿いにあるため都心部へのアクセスが良く、周囲に大学のキャンパスが多いことなども不動産投資に有利に働きそうです。
まとめ
少ない予算でワンルームマンションを購入して不動産投資を始めようと考えている方へ、少額でもはじめられる都内のおすすめエリアをご紹介してきました。
下町情緒の漂う押上の周辺や北千住の周辺は若年層を中心ににして近年人気が高まっています。
また、東京都の西部エリア(稲城市、小金井市、武稲武城市)は従来より人気のある街ですが、今後人口増加が予想されているため、将来的に有望なエリアです。