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今回は、マンション(一棟)やワンルームマンション、1戸建て、アパートなどへの不動産投資について、メリットとデメリットを物件価値や税制面、空室リスク、管理のしやすさなどでまとめてみました。

最近は老後の資金のために、または子供や孫の学費にあてることを目的にした不動産投資の人気が高まっています。
それぞれのメリットやデメリットを知ることで、より有利で失敗のない不動産投資が可能になります。

マンション(一棟)やワンルームマンションの不動産投資のメリットとデメリット

マンション(一棟)の不動産投資のメリットとデメリット

マンション(一棟)へ不動産投資を行う場合のメリットには、対応年数の長さが挙げられます。
鉄筋コンクリート造のマンションの場合、一般的に50年以上の対応年数が見込まれます。もちろん、老朽化は徐々に進み、設備の入れ替えなども定期的に行う必要がでてきます。
それでも、50年近くは家賃収入が見込めるので、若いうちにマンション投資をして、老後の備えにするという意味では、充分にその目的が果たせるのではないでしょうか。

場所や最寄り駅などで空室率の変動も異なってきますが、大規模な補修工事なども必要としないため、管理面でもメリットがあります。また、税法上の法定耐用年数は47年とかなり長く設定されています。

マンション投資の収入は、入居者がいてはじめて成り立つものです。
その点で、マンションの立地は大きなデメリットの要因をはらんでいます。
特に都心部への一極集中で、周辺都市ではマンションの入居率が減少する傾向がこの先も当分続くと予想されています。

ワンルームマンションの不動産投資のメリットとデメリット

ワンルームマンションの場合は、中古新築を問わず売り買いが活発です。
最近は、自己資金ゼロではじめられるマンション経営のCMが多く、みなさんもご覧になった方が多いのではないでしょうか。
賃貸契約などの業務やまぎらわしい確定申告の代行といったサポート付きの、手軽に始められるサービス商材が増えています。
手軽にはじめられるという点は大きなメリットといえるでしょう。

その反面、デメリットも存在しています。一番大きな問題は老朽化の問題です。
マンション自体は47年の税法上の法定耐用年数があります。丁寧に手入れをしていれば100年以上の耐用年数があると言われています。
しかし、内部の設備などは老朽化するので、修繕積立金を積み上げておくなどの対策が必要です。
修繕積立金の積み上げが収益を上回るようなことになれば、赤字経営ということになります。

1戸建て・アパートの場合の不動産投資のメリットとデメリット

1戸建ての場合の不動産投資のメリットとデメリット

1戸建ての場合は、ほとんどが木造建築です。木造建築は、自己資金が潤沢な場合には、投資効率は比較的優秀といるでしょう。
長期的な視点に立って、コツコツと運営する方にとっては、その点がメリットです。
また、修繕費用などもマンションに比べて安くおさまります。税制面でも、耐用年数が短い分、1年あたりの減価償却費が多くなり、節税効果が期待できます。

しかし、木造建築の場合は、その対応年数22年が逆にデメリットにもなります。
自己資金が少なく、借金によって投資して運用するにはあまりにも期間が短すぎます。

老後の備えをあてにして投資したとしても、老後を迎える頃には対応年数が過ぎているということになります。

アパートの場合の不動産投資のメリットとデメリット

アパートの場合も、建築物が鉄筋コンクリート造なのか木造なのか、それとも鉄骨造なのかで、メリットやデメリットが変化してきます。

鉄筋コンクリート造の場合は、対応年数が47年あるので、お手入れと管理を怠っていなければ、将来的に長く収入が得られます。

しかし木造の場合は、対応年数が22年しかないため、老朽化が早く進み、空室が増加するなどして家賃収入なども徐々に減っていくことになります。
潤沢な資金があって、短期間で減価償却できるのでしたら、税制面で節税できるのでその点ではメリットといえるでしょう。

まとめ

マンション(一棟)やワンルームマンション、1戸建て、アパートなどへの不動産投資についてまとめてみました。
長いスパンで考えるのでしたら、鉄筋コンクリート造のマンション投資がより安定した収益につながるようです。
また、管理体制なども物件の寿命と大きく関係しています。

税制面や自己資金額などを考えあわせながら、不動産投資を検討するようにしてください。