不動産投資の初心者の方は少額の予算で物件運営を行って、徐々に実力を付けていくのが理想的です。
今回は、そんな不動産投資初心者の方でも手軽に入手できて物件運営のノウハウが学べそうな東京のオススメエリアをご紹介します。有望なエリアは都心だけでありません。周辺部にも広げて紹介していきましょう。
ズバリ！不動産投資初心者にオススメのエリアは？
投資効率の悪い「千代田区」
千代田区は言わずと知れた日本の政治経済の中心地。大企業の本社ビルや放送局、国会議事堂、官公庁などが建ち並ぶエリアです。東京の中でも特に人気の高い地域とあって、不動産物件の空室率なども少なく人気があります。しかしその一方で、物件価格が高騰しており、不動産投資初心者の方にとっては不向きなエリアと言わざるをえません。地価なども非常に高騰しているので投資効率も思わしくない状況が続いています。
不動産投資初心者にオススメ「中央区」
中央区は2020年の東京オリンピックに向けて大規模開発が盛んに行われています。都心エリアと臨海エリアとを結ぶ「BRT(バス高速輸送システム)」の開通を来年にひかえ、今後ますます注目を集めることでしょう。
現在は巨大開発が盛んですが、中央区は過去に中古ワンルームマンションが過剰に建設されてきた地域です。そのためワンルームの供給が需要を上回っており空室率が目立ちます。しかし、このエリアはワンルーム条例が厳しく、現在では新しいワンルームマンションがほとんど建設されていません。
新たなライバルの登場がないため、徐々に中央区の空室率も改善されていくことが予想されています。不動産物件が豊富に存在していて、現在過剰気味の中央区は、不動産投資の初心者の方にオススメのエリアと言えるでしょう。
「墨田区」「葛飾区」「足立区」などの城東エリアもオススメ
城東エリアは近年「東京スカイツリー」ができたことから注目を集めている地域の一つです。家賃が安いわりに都心へのアクセスに恵まれている足立区の北千住駅周辺をはじめ、「東京スカイツリー」のおひざ元、墨田区の押上駅周辺、墨田区の錦糸町駅周辺エリアの人気が高まっています。
城東エリアは、比較的物件の価格が安い地域なので、不動産投資初心者の方にとってはねらい目です。特に北千住駅周辺はかつて治安が悪いというイメージがありましたが、ここ最近は新しい大学のキャンパスがたくさんでき、若者の街というイメージが定着しつつあります。不動産投資初心者の方にオススメしたいエリアの一つです。
「世田谷区」「杉並区」「中野区」「練馬区」などの城西エリア
城西エリアは、相変わらず幅広い年代層に人気があります。成城などの高級住宅街が多い世田谷区には、若者の街、下北沢、三軒茶屋などもあり、ワンルームマンションの中古物件も豊富です。このエリアは地価が安定しており、人口の増加率も高いため、不動産投資の観点から有望な地域と言えるでしょう。
「杉並区」や「中野区」「練馬区」なども、都心へのアクセスに恵まれ、学生が多い地域なのでマンション経営が安定しています。不動産投資リスクの低い地域の一つです。
番外編！都心以外のオススメのエリア
神奈川県や埼玉県など都心近郊の地域にもオススメのエリアが点在しているのでご紹介しましょう。
■埼玉県さいたま市
さいたま市は都心へのアクセスに恵まれ、大宮駅を中心にして老舗の百貨店や飲食店が集まる商業地として人気が高まっています。大宮駅は、浦和レッズが拠点を置く「さいたまスタジアム」の最寄り駅です。
このエリアは少し郊外に足を延ばすと田園風景が広がっており、都内から移ってきた大学のキャンパスなども点在しているため、安定したマンション経営が行えるでしょう。
■神奈川県の丘陵地を走る田園都市線の沿線
神奈川県では、川崎市や横浜市はもちろんのこと、内陸部を走る東急田園都市線の沿線駅周辺の人気度が急速が高まっています。初心者の方が不動産投資を行うなら、青葉台駅の周辺や、たまプラーザ駅周辺、武蔵溝ノ口駅周辺などがオススメです。
まとめ
今回は、少額の資金でも不動産投資が行えるオススメのエリアをご紹介してきました。都心エリアは低いリスクで不動産投資が行えるので、初心者の方にはオススメです。ただし、場所によっては地価が高騰し過ぎていて、投資効率の悪いエリアもあるので、物件選びをする際には注意するようにしましょう。