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違いは何?「マンション経営 vs アパート経営」メリットデメリットを比較!

マンション経営とアパート経営。どちらも同じじゃないのって思われがちですが、実は大きな違いがあります。今回は、マンション経営とアパート経営の違い、それぞれのメリットやデメリットについて解説します。

マンション経営とアパート経営の違いは何?

マンション経営とは

不動産投資の商材で「ワンルームマンション投資」というのをよく見かけるのではないでしょうか。マンション経営は、マンション1棟をまるごと購入して経営している人もいますが、ほとんどの場合、最初はマンションの中の一部屋を買って、入居する方へ賃貸する区分マンションからスタートします。

最初は一部屋からスタートして徐々に利益を出し、部屋数を増やして、最終的にはマンション一棟を経営するまでに成長するオーナーさんもいます。一部屋からでもスタートできるので、資金の少ない人も参加できてハードルが低いのがマンション経営の特徴です。

アパート経営とは

アパート経営をしているオーナーさんのほとんどが、アパート一棟を購入して物件を運営しています。アパートの種類や値段はさまざまです。アパート経営の方法も管理会社に委託するオーナーさんがいれば、掃除から家賃の回収まで、すべて自分一人で行っているオーナーさんもいます。

中には、めぼしをつけたエリアで物件をさがし歩き、掘り出し物のアパートを見つけては、改善して付加価値を高めて転売するというつわものもいます。こういう人たちは物件の価格交渉も直接持主と行うことが多いようです。

アパート物件の価格は、安いものでは都心でも数百万円台からあり、高いものでは数億円と幅広い価格差が特徴です。そのため、安いアパートを見つけて、付加価値を高めるということが可能になります。そこがアパート経営の醍醐味かもしれません。

マンション経営とアパート経営のメリットとデメリット

マンション経営のメリット

マンション経営のメリットはなんといっても法定耐用年数の長さにあります。アパートの場合木造が多く、木造の場合の法定耐用年数は22年です。しかし、マンションは鉄筋コンクリート造が多いため、法定耐用年数は47年と長く、長期にわたって安定的なマンション経営が行えます。

鉄筋コンクリート造のマンションは、法定耐用年数だけでなく実際の建物の寿命も長く、修繕やメンテナンス次第では長期間のマンション経営が可能です。

マンション経営の場合は、区分マンションとして一部屋からスタートできるので、少ない予算でもマンション経営に参加できます。

マンション経営のデメリット

一部屋の区分マンションからマンション経営をはじめる場合、空室率はゼロか100%しかありません。つまり、空室の場合は収入がまったく入ってきません。収入が得られなくてもローンの支払いや管理費などの出費は続くため、赤字が増大してしまう恐れがあります。

しかし、部屋数が増えるにつれて、ゼロか100%かの経営上のリスクも減少いくことでしょう。リスクをできるだけ避けるために、空室率や周辺環境、立地などを十分に調査して物件を購入するようにしてください。

アパート経営のメリット

アパート経営の場合は、エレベーターなどの設備が少なくシンプルな構造が多いので、修繕費や設備費がおさえられるというメリットがあります。また、マンションに比べて取り壊しや建て替えが低予算で済むこともメリットの一つです。物件価格もマンションに比べて安いので、高利回りでアパート経営が行えます。

不動産に詳しい人や自信のある人は、空室率の高い物件を購入し改善させて転売することも可能です。自由度が高いという点もアパート経営のメリットでしょう。

アパート経営のデメリット

アパートの場合は木造構造が多いため、法定耐用年数が22年と短く、短期間でローンの支払いを終わらせる必要があります。また、建物自体の寿命もマンションに比べて短いので、家賃収入の得られる期間が短くなりがちです。木造の場合は火災に弱いため防火基準が厳しく、消火設備などにも費用がかさみます。

マンションは駅前などの高層の建物が建つエリアに集中しており、立地の観点から空室率もそんなに高くありません。しかし、アパートの場合は住宅街にも建てられるため、アクセス環境や立地面で不利なことが多く、空室率が高くなる傾向が見られます。

まとめ

今回は、マンション経営とアパート経営について、双方の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて考えてみました。マンション経営とアパート経営それぞれにメリットとデメリットがあるようです。それぞれの特徴を活かしながら、どちらの経営が自分に向いているのか検討するようにしてください。